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「初代 和歌山の味匠」
皆さま、こんにちは!




今日の和歌山はとてもいい天気です。今年は週末お天気が崩れることが多いのですが、久しぶりのドライブ日和、お出かけ日和ってとこでしょうか。


さて、朗報です。
23日に行われた「食祭 WAKAYAMA2011」のグルメ対決において当館の赤間調理長が見事に“初代 和歌山の味匠”に選ばれました!!


この日を迎えるまで、何度となく試作と試食を繰り返し、完成したのが{加太・鯛どんぶり 美肌餡かけ~和歌がえり~}。
他とかなりの差をつけての勝利となりました。


こちらです



審査の様子





調理長の一切妥協を許さない「職人」たる姿勢にはいつも感心させられます。

この{鯛どんぶり}も調理長のこだわりがいっぱい詰まっています。
鯛はもちろん加太の天然真鯛を使用、薬味として刻み大葉、木の芽、紀州の梅、茎わさび、ゴマ、加太のわかめ・・・。そして一番のポイントは食べ進むうちに味が単調にならないようにと入れた天かすに秘密があります。舌に自信がある人ならおそらく判るはず、天かすのなかには「清水町産のブドウ山椒」を摺って細かくしたものが入っています。
そしてあつあつの鯛のお汁は温泉を使用し、うろこ・骨を長時間煮出して作ったコラーゲンたっぷりの美肌餡。

当館の温泉に入ってつるつるぴかぴかに美しく、そして鯛どんぶりを食べて中からも美しくなっていただきたい。
そして、忘れられない味として繰り返し和歌山の地に足を運んでいただきたいという調理長の思いが込められている一品です。



喜びの言葉、少々緊張気味の赤間調理長



大橋市長から表彰






さて。
こちらの鯛どんぶりは今日からランチメニューに加わり、お楽しみいただけます。

早速、お目当てのお客さまがたくさんいらっしゃり、お褒めのお言葉をいただきました!
先付け・漁師汁・茶碗蒸し・フルーツが付いて¥1,575です。



ぜひぜひ「味匠」の技をお召し上がりください。
心よりお待ち申し上げております。




| hiina | 14:36 | comments (6) | trackback (x) | マジメな旅館のお話 |
和歌山加太の旅館、淡嶋温泉大阪屋ひいなの湯。夕陽の眺めが美しい露天風呂と新鮮な魚料理をお楽しみいただけます。

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学びの場所
皆さま、こんばんは。



この夏、宿のおかみとして15年が経ちました。
ご宿泊のお客様、お日帰り宴会のお客様、年間3万人近くの方とお会いします。よくよく考えればすごい数の方と出会うきっかけをいただいている訳です。


お客様は本当に十人十色、人間の数だけ個性があります。

まだまだ未熟な宿のため、お客様が口に出しておっしゃらないだけでたくさんのご迷惑をおかけしている事でしょう。
こちらの不手際にも「いろいろお手数かけてごめんなさいね」「ありがとう、すみませんでした」逆に謝ってくださるばかりか温かい労いの言葉をかけてくださるお客様。「旅の思い出やわ~」と広い心で笑って許してくださり、更にはご常連になってくださるお客様。

ありがたいことにとてもいいお客様に恵まれ、そしてそんな素晴らしいお客様方に育てられてきた15年間でした。


ところが、その逆のお客様のご来館ももちろんあります。
先日、夜の日帰りのグループをお受け入れしたときのことです。

予約時に1階の生け簀ダイニングでのお食事を強くご希望でしたが、土曜日の夜のためご宿泊のお客様でいっぱいで、個室小宴会場でのお食事になる旨を何度もご説明し、ご納得いただいたそうです。ところが、ご来館なさって2階の宴会場にご案内しようとすると、幹事様が「1階の生け簀のところでお食事をと申し込んだ」と言い張られるのです。

なんとかその場をしのいでお食事場所にご案内しましたが、接客係の話ではお食事の最中、誰一人楽しい雰囲気でお食事を楽しもうという方がいらっしゃらなかったそうです。
接客係がこれではマズイと思い、会話が弾むように冗談を言ったり、とにかく幹事様のご機嫌をとりなすために持ち上げたり、と一生懸命おもてなしを致しました。それでもダメとの判断で調理長からの計らいでサザエなどもサービスでお出しすることも致しました。


それでも、結局は私がその場に呼ばれました。

慎重に言葉を選びご説明しようとしても、話す途中でさえぎりられ聞いていただけません。
もともとはお食事場所に対するクレームだったのが、お酒が入っているのでもはや怒りの焦点がまったく別のものにすり替わっているのです。
気が付けば「対応が悪い」「誠意がない」「謝りにくるのが遅い」等々・・・。

こういった方々が必ずおっしゃるのは「いろんなところでこのことを話すよ」です。
これはもう脅しであることに気付く方などいらっしゃいません。

ご好意でお出ししたサザエにも文句をおっしゃり、私がお洋服を取って差し上げようとすると「触るな、汚い!」これには本当にビックリしました。


クレームをおっしゃるお客様は「自分本位の勘違い」をなさってることが多いのです。
例えば、来るまでの期待値が異常に高すぎる場合。頭の中でイメージがどんどんパーフェクトになって行き、現実が少しでも違えば気に入らないケースです。
また、予約の際に一方的に話をされこちらのご案内をまったく聞いていらっしゃらない方も困ります。当たり前ですが、この場合も必ず問題が起こります。

未熟な身ながら申し上げるとすれば・・・楽しくない理由がお客様側にあることもお気づきいただきたい、そう思います。



それでも私自身が至らなかった結果であることは事実です。

お客様の怒りを鎮める力がまだまだ足りなかったのです。
忙しさのあまり、ぞんざいな態度になってしまっていたのかもしれない。
知らず知らずの間にお客様の顔色を伺い自然な笑顔が消えていたのかもしれない。
その場を取り繕おうと手前勝手なことを申し上げ、お客様のお気持ちに添う一言が出なかったのかもしれない。




久しぶりに反省材料をたくさんいただきました。

でも今回のクレームが、成長のきっかけをくださったと心から感謝することができるよう頑張りたいと思います。

本当に15年経とうが何年経とうがまだまだです。これからも一生勉強です。


すべてのお客様に喜んでいただくことは不可能かもしれません。
でも、やはり、来ていただいたからにはひとり残らず笑顔でお帰りいただきたい。
その気持ちがあるからずっとやっていけるのだと思います。

月並みですが「初心忘れるべからず」肝に銘じてまいりたいと思います。


| hiina | 21:05 | comments (3) | trackback (x) | マジメな旅館のお話 |
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夏の再会
皆さま、こんにちは!


ずっとフル回転の中、お盆が過ぎてのお昼間、やっと少し余裕ができました。

忙しいことは本当にありがたいことと胸で手を合わせて感謝しております。

毎年夏休みの楽しみは、必ずお越しいただくファミリー様。懐かしいお顔にお会いできるのがとても嬉しい。「お久しぶりです~今年も来ました~」とにこやかな笑顔にロビーも華やぎます。
なかでもお子様の成長は嬉しいものがございます。
まだ2歳でやんちゃしていたのにもう小学生3年に?!
背が小さかった男の子がいつの間にかお父さんを追い越して・・・など一年ごとに成長を見届けられることはなんと幸せなことか、と思います。


忙しい中、調理場・接客・お掃除客室準備・調理補助・洗い場・運転手・・・スタッフみな疲れが抜けきらずしんどいでしょうに笑顔で自分のすべき仕事を一生懸命にこなしてくれています。

「私たちにとっては忙しく過ぎていく毎日の連続、けれどもお客様にとっては一年に一度きりのかけがえのないご旅行かもしれない、もしかしたらご家族揃っての最初で最後の思い出になるかもしれない。だから精一杯のおもてなしを致しましょう」
スタッフにはそういつも話します。
接客は「作業」になってはダメです。
それをスタッフみなよく理解してくれ、個性的ないい味が出てくるようになりました。

夏休みも残りわずか、夏の思い出作りがまだの方はぜひご来館くださいませ。

加太の夕陽もお待ちしております!



| hiina | 15:10 | comments (x) | trackback (x) | マジメな旅館のお話 |
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若女将の日和見日記 2007年11/3以前はこちら

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