2008-06-27 Fri
皆様、こんばんわん。毎日のようにブログを更新されている全国の旅館ホテルの若だんなと女将さん。
いっぱい存じております。
和歌山で言うと椿温泉の「椿楼」の若だんな。
ほんっっとにエライでございまするよ。心から敬意を表します&元気をもらってまっす!
わたくしもこまめに更新を、と思うのですが・・・
先週はマグロ漁船に乗っていて・・・
と、んなわけないですね~ハイ。
今日は、わたくしの長男の話。
ちったあ、仕事のこと書けよ~~販促、販促。
って声が聞こえてきそうですが、それでも強引に長男の話。
小学六年生の我が長男は、とにかく小さい。規格外に小さい。
これがかねてから私の唯一?の心配事です。
いやいや、心配事はかなりいっぱいあるんやけれど、これが胸を張って心配事のベスト1と言えます。
だって心配が高じて、小学三年生の春休み、成長ホルモンがちゃんと機能しているのか調べるため4日間入院し検査までしました。
検査結果はあまりにも曖昧だったけれど、突き詰めて結果を求める気持ちが4日間で薄らいでしまいました。
なぜか?それはもし異常が見つかったからといって、成長ホルモンを毎日毎日注射しなければならない・・となったときその状況を甘んじて受け入れる自信がなかったから。
長男は体もそうだが、それ以上に精神的にもほんっとうにマイペース。
六年生ともなると自我が育ってきて周囲はどんどん大人びてくる友達が多い中、まだまだ子供のまんま。母親としてはこれも大いに心配のタネでした。
つい先日も、プール開きで水泳の用意をしていたときのこと。
1年生の時に買った「でこぼこフレンズ」の幼児キャラクターのバスタオルをいまだに使っているので、さすがに
「こんなん学校持ってって、恥ずかしない?みんなに笑われるやろ?」と聞きました。
「うん。笑われるよ。」いつもの飄々とした調子で答えます。
「笑われて腹たたへんの?」と私。
「ううん。だってボク、“羞恥心”やもん。“笑いたきゃ、笑うがいい~♪”やからええんよ、お母さん。ボク、なんともないよ。」
ふだん自分の考えを言うことが少ない彼が笑顔で答えたとき、私はびっくりし、感動すら覚えました。
母親のちっぽけな心配をよそに、子供のほうが着実に、はるかに大人になっているようです。見た目のことばかりにとらわれて心の成長を見逃していた私こそ羞恥に値しますよね。
素直さを愚鈍さとはき違えていた情けない私。他と比較することでしか評価できなかったちっぽけな私。
そういえば、彼からはわがままも口ごたえも人の悪口も聞いたことがなく、他人の成功を自分のことのように心から喜べる素直さとまっすぐさを持っている、こんな素晴らしい個性にまったく気がついていませんでした。
これもおじいちゃんおばあちゃんのお陰かな。両親が忙しいといいこともあるもんだねえ。笑
体がちっちゃくったって心は海のように広い大人になってくれればいい。
本当に大切なことを気づかせてくれた長男に感謝!というオハナシでした。
2008-06-10 Tue
皆様、こんばんは。今日はちょっといいお話を。
新人のまりこチャン。まりこパワー全開で毎日頑張ってくれています。
そろそろお客様のお食事のお世話をさせていただくようになりました。とはいえまだまだ入りたてのほやほやですから、もちろん先輩サービススタッフと一緒に、です。
いろいろオモシロイ失敗もしてくれます。
今日もお料理を出すのに「ウーロン茶でございます」と言い間違え(・・・なんで言い間違えるねん!?)、お客様からずっと「ウーロン茶ください」と可愛がっていただいておりました(笑)。
さて、つい3日ほど前、何度かご利用いただいているN様がお見えになりました。
私もご来館いただいたときにはご挨拶もさせていただくとても温厚な熟年の紳士です。
いつもお友達とご一緒ですがその日はお一人でのご宿泊でした。
ご夕食をまりこチャンがご用意している最中のこと、「食前酒のグラスをもうひとつ貸して下さい」とおっしゃるのですぐさまお持ちすると、それまで寡黙だったN様が突然堰を切ったように話し始められました。
「本当は妻を連れて来たかったのですが、一月ほど前に亡くなってしまいましてね」
ご用意したグラスは奥様のものだったのです。
奥様を亡くされてからは、心にぽっかりと穴が空いたような喪失感で何もする気力が出ず、今日は思い立って当館にお越しいただいたとのこと。
それからいろいろとお話しを聞かせていただいたようで、部屋から出てきた彼女はうるうるしながら報告してくれました。
ひとりずつ環境が違う中で暮らしていらっしゃるお客様。
たくさんの苦労を乗り越えて、日常から開放されるために旅館に来られます。たった一晩のこと、人生うちのほんの一瞬かも知れませんが、私どもに貴重な時間をお預けになるわけです。私どもをわざわざ選びお越しいただくことのありがたみを常に胸に置かなければなりません。
私どものような小規模の旅館はお客様の顔がよく見える利点があり、それはこの仕事の醍醐味である、「お客様の心の琴線に触れるサービスをしてさしあげられること」、が充分可能です。
お客様と一緒に笑い、時には泣き、たくさんのことを教えていただく、それが人間関係の素晴らしさです。
そんなことをひとしきり彼女と話しました。
次の日の朝食時、お茶碗とお箸をお二人分ご用意致しました。
猛勉強中のまりこチャン。頭の回転が速く、けっこう博識でおちゃめで、既に頭角を現し始めています。
がんばれ~!まりこ!人生は学ぶほどに感動の連続だ!!
2008-06-02 Mon
皆様、こんばんは。ニュースです。
このたび新たに3人もの仲間が加わり、更にとても賑やかになりました。
まずわれわれのめっちゃくちゃ大きな期待を背負って来てくれたのが・・・
じゃ~ん!!赤間博斗料理長!
他の旅館の友人からの評判を聞き、わざわざ香川県さぬき市まで強行ヘッドハンティングに行ったのが3月のこと。
来てくれるこの日を指折り数えて、首を長くして待っておりました。
いろいろな旅館の味を知り、料理にはとてもウルサイ主人が惚れた人物です。
若干37歳の若さですが、頭の中は料理のことしかないオットコマエの仕事人間です。
技術・知識はもちろん絵心もある才能豊かな方。
これから思う存分手腕を発揮してくれると思います。
お客様には、彼の繊細で目にも美味しく、飽きさせないお料理をご提供できると楽しみにしております。
2人目、料理人として料理長と一緒にやって来てくれたのが、坂田崇くん。
とってもマジメで前途有望な若者です。これから「大阪屋ひいなの湯」の厨房を一緒に盛り上げていってくれると確信しております。
3人目は紅一点。奈良からわざわざ1人でやって来てくれました、まりこちゃんです。
ちょっと不思議ちゃんなべっぴんさん。笑
なぜわざわざこんな和歌山まで来てくれたかというと、私のこのへたっぴ~なブログを読んで、「ぜひウチのようなアットホームな旅館で働きたい!お客様に喜んでもらう仕事をしたい!」と思ってくれたとのこと。なんて嬉しい!!!(涙)
日々、先輩のあとにくっついて早く仕事を覚えようと頑張ってくれています。
皆様、まりこちゃんを見つけたら、「頑張ってるか~」っと気軽に声をかけてあげてください。きっと喜びます。
ますますパワーアップしたマイファミリー。
お客様にますます喜んでいただけるよう、更なる高みを目指し、私も負けずに頑張らなくっちゃ!
| hiina | 19:41 | comments (x) | trackback (x) | ひいなスタッフの紹介 |
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