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雨の思い出
皆さま、こんにちは。




朝から雨の和歌山市です。


君に逢う日は 不思議なくらい 雨が多くて
水のトンネル くぐるみたいで しあわせになる


チャゲ&飛鳥は名曲を数々この世に送り出したなぁ。

許されない事情とは解ってはいながらも彼の才能は素晴らしいと思うし、とてもとても残念で淋しい。


今朝の大浴場






しっとりと雨に萌える山々、アスファルトを湿らせる独特の匂い、今では雨が好きになりました。

でもこれまでは何ひとついい思いをしなかった。

長男が小学校に入るまでの6年間は旅館から車で10分ほどのマンション住まいでした。

バタバタと支度をし、休むことなく雨の日も嵐の日も幼い子どもたちを連れて出勤しました。

でも2歳違いで二人目、三人目が生まれると私にとって雨は恐怖に変わりました。


片手にクーファン(赤ちゃんを入れるカゴ)を下げ、まだ首も座らない赤ん坊を濡らさないように必死に傘をさし車まで走りました。

その間「ここでじっと待っててね、動いたらあかんで」と念を押し、マンションの玄関にまだ幼い長男と娘を待たせて。

気が気ではないまま車から慌てて戻ると、少し不安そうな表情でちょこんと二人でおとなしく待っている様子に全力で愛しさを感じたものです。

そして、今度は娘を抱っこして運び、最後は長男の手を引いて・・・。

これがタイヘンでしかない雨の思い出。



3人とも手のかからない子たちでしたが、一度だけ私のイライラが伝わったのかベビーチェアに座らせた娘と次男が突然泣き出したことがあります。

子どもって本当に敏感です。

「ごめんごめん、もうちょっと我慢してね」と運転席からあやしても火のついたような大合唱は止まない。

ぞーさん、ぞーさん、おーはながながいのねー

負けじと大きな声で童謡を歌ったらさらに泣く、やぶ蛇(笑)

運転しながら情けなくて私も一緒に泣きました。



思えば子どもたちが幼かった頃は今とは比べ物にならないくらい苦労の連続だったなぁ。

旅館の旅の字も知らない、慣れない環境にどうして自分ばかりといろんなことを恨んだし、逃げ出したくなった。

臨月のお腹で汗だくで何十人分もの器を洗い、冷蔵庫のような冬場の厨房でひとりで十数人分のまかないを作り・・・

いろいろあったけど、何よりもお客さまにご満足いただけないことが一番つらかった。


朦朧としながら思うようにならないと子どもたちを叩いたりもしたなぁ。

後悔と反省の連続。

でも今だからわかる。

子どもたちがいなかったら乗り越えられなかったこともいっぱい。

辛くて悔しくて涙が止まらない日も、子供たちの寝顔にどれだけ助けられたことでしょう。

沈んでいると必ず3人が走り寄り黙ってぎゅーーっと抱きしめてくれました。

その柔らかいほっぺたにどれだけ癒されたことでしょう。

今では知らん顔してテレビ見てますが(笑)。

あ、時々は肩を揉んでくれるか。


おニューの携帯電話のケース
ピンクゴールドと大ぶりビジューが大人可愛いでしょ?❤







当たり前のように過ぎていく平凡な一日は、二度と来ない過去をつくる積み重ねの大切な一日。

いつの間にか家族の中で私が一番小さくなり、大変だったいろんなことが懐かしい思い出になっていることに気付いています。

文字通り、止まない雨はないですね。

がんばった証。

願わくば幼かった時分のあどけない子どもたちにもう一度会いたいな。




さて、ご夕食タイム。

元気に行ってきます!


| hiina | 17:09 | comments (x) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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怪傑ゾロリの絵
皆さま、こんにちは~(*^_^*)



後悔先に立たずとは言いますが、私も子育てについては後悔だらけです。

私は小さいころから絵をかくのが好きで、ほんの少しですが人より得意分野だと自負しております。

その絵について、先日ムスメと二人で一緒に映画を見た帰りのこと。

ご飯を食べながらの他愛もない会話。

ムスメが何気なく言った言葉がいまだにズシリと心の中にいます。

「お母さんがシュンヤ(弟)の保育園のシューズバックに描いた「怪傑ゾロリ」の絵がめちゃくちゃ羨ましくて、お母さんに私も描いてって何度もお願いしたけど描いてくれなかった・・・」(怪傑ゾロリとは当時子どもたちの間でとても人気だったアニメのキャラクターです。)




え?・・・・・・・・。

私はそんな絵を描いたことすら覚えていません。

だからもちろんムスメが描いてとお願いしたことも覚えていない。

「そんなことあったのぜんぜん覚えてないわー。ごめんなぁ」

軽く受け答えをしました。



おそらく、、、フリーハンドで描いたその絵が私自身気に入らなかったのだと思います。

ところが、小さなムスメにとっては「お母さんスゴイ!」とまるでマジシャンのようにその絵が目に映ったのでしょう。

それなのに幼いムスメの小さな切なる望みにさえ応えてあげられなかった自分。

いまだにそのことを覚えているほどの、その時のムスメの寂しい心の内を思うととても申し訳なく切なく悲しくて。

本当に情けなくなりました。

確かにそのころ今以上に仕事が激務で、心身ともに全く余裕がありませんでした。

子どものことは必要最低限しかかまってあげられない状況でした。


それなのに幼いムスメに

「大きくなったらお母さんと一緒に映画観たりショッピングしたりしようね」

母に甘えてくるムスメを忙しいと突き放すくせに、自分は辛くて涙することがあるたびにムスメを抱きしめながらこう言っていました。

ああ。

ごめんなさい、反省。

忙しいときは放りっぱなしのくせに都合のいい時だけ母親になる、与えるより与えて欲しいといつまでも未熟だったのはこの母親です。



後悔先に立たず・・・。

今頼まれたらよろこんで描くけど、時すでに遅し、今となってはムスメの方がはるかに絵が上手くなりました。



世の中のお母さま方、子どもはすぐに大きくなりますよ。

かけがえのない一瞬一瞬を大切にしましょう。

でも「人生は取り返しのつかない事よりも、取り返しのつくことの方が圧倒的に多い」そうです。


私もこれから取り返そうと思います。


ムスメ10歳の頃


| hiina | 20:00 | comments (x) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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モラルを育てよう
皆さま、こんにちは。




数日前に駅のホームで高校生のカップルが寝転がって抱き合うという大胆すぎる行為がメディアで話題になりました。

皆さまはどのように感じられますか?

日常、電車などの公共機関を利用することがあまりないので、床に座って喋ってたとか飲食を平気でするとか、

高校生の様々な醜態は耳にするだけで実際にはあまり見たことがありません。

しかし数年前、他府県に用事があり電車を利用した際、そこまで大胆ではなくても目に余るような行動に怒りを覚えたことがあります。

別段そんなに素行が悪いとは思われないごく普通の高校生カップルです。

ドア付近で男子が女子の腰に手を回したり、頬を両手で挟んだり、頭にキスをしたりと、とにかく目に余る行為です。

見ていて不快なのはもはや高校生だから、という理由だけではありません。

場所をわきまえる、そんな常識的なことができていないことに対する不快さです。


ただ驚いたのは、周りの人たちが意識的なのか、それとも見慣れた風景だからなのか?本当に無関心でちらりと目をやることもしないこと。

問題はここにもある、と感じました。

周りに迷惑をかけていないから別になにしたっていいや。

そういう環境を作り出している大人たちにも問題の一片があるのです。

そう考えると無性に腹が立ってきました。

そこで私はそのカップルを「敢えて」まっすぐに見ることにしました。

そう、無言の注意喚起です。

すると。

まず女子が私の視線に気が付き、男子の行為をけん制し始めました。

いちゃいちゃしようとする男子に対して迷惑そうに体をそむけるようになりました。

女子にも公衆の面前で、という恥ずかしい意識が少しはあるのです。

男子は最後まで私の視線に気が付かないようでしたが、女子はモラルを知れば素直でかわいい女の子になるのです。

間違いも防げるかもしれないし、成長してもっともっと素敵な女性になれるかもしれません。



声をかけるのは怖い時代ですから、叱ったり諭したりするのはお勧めしません。

そう思うと昔はよかったですね。

ぜんぜん知らないおっちゃんやおばちゃんに叱られ注意されながら、子どもは気づきを形成してもらえましたものね。



言葉で注意しなくても大人ができること。

それは「無視」しないこと。



社会は子どもを育てる義務があると思います。

その時はわからなくたって大人になってきっと感謝されるはずですよね。


綺麗なテッポウユリをいただきました


柏葉アジサイ、もうすぐ梅雨ですね





| hiina | 14:05 | comments (x) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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若女将の日和見日記 2007年11/3以前はこちら

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