2011-05-09 Mon
皆さま、こんばんは。ゴールデンウィーク、終わりました。
たくさんのお客様にご来館いただき本当にありがとうございました。
慌しい中のご来館でご迷惑をおかけしたこともあったかと思います。この場をお借りしましてお詫びとお礼を心から申し上げたいと思います。
連日満室続きの中、スタッフ皆々も疲れたことと思いますが、本当によく頑張ってくれました。ありがたいことです。
ただ接客スタッフ、大きな失敗もありました。
お客様にはなんとかご迷惑をかけずに済んだものの、今後の反省も踏まえ連帯責任ということで、今朝早くから自主的に全館の畳拭きを申し出てくれました。
正直なところ、ワタクシ個人的には失敗したからといってペナルティを与えるようなことは大変愚かなこと、という考えです。なぜならそこに「前向きさ」を感じないから。
「臭いものには蓋をしたらいい」というやり方では、実際のところ本当に目指す接客ができるとは到底思えません。でも接客スタッフたちがせっかく言い出した事、敢えて静観しておりました。
そして作業終了後、ミーティングの輪に加わり、ワタクシの率直な意見を伝えましたが、あらためて“言葉”ってムズカシイ。
自分の思いをストレートに言葉にすることさえ上手くできない自分が歯がゆい。
考えを巡らしながら慎重に選びながらも、それでも的確な言葉が出てこず傷ついている人がいるかもしれない、そう思うと怖くなるほどです。
ワタクシ自身、一般企業で8年の会社員生活を経て結婚しました。
まだまだバブリーな景気の良い時期でしたから人並みにOL生活を謳歌して、いい同僚にも恵まれ今から思えばとてもいい会社だったと思います。ただ、それでもすべてが満足であったかと言うと全くそうではありませんでした。当時はやはり不平不満がありました。会社を離れるとお酒を飲みながら愚痴のオンパレードの日々もありました。
ただ、乏しい経験の中での未熟な人間ですが、少しばかり先輩としてものを言うなら、働くということ、というよりも生きるということ自体、自分の個としての可能性を磨く作業なのだと思います。それは一生かかっての壮大な作業です。ただ何となく時を過ごすほど退屈で無駄なことはないように思います。
きれいごとに聞こえるかもしれません。けれど誰しも人の役に立ちたい、もっと能力のある魅力的な人間になりたい、そう思っているはずですから。
そしてもうひとつ、他と自分を比較することほど無意味で不幸なことはありません。
自分自身を客観視して評価することを忘れ、不平不満のネガティブシンキングからは決して成長の芽が伸びることなどなく、そこに幸せが舞い降りることはないでしょう。
また、経営者としてではなく「女将」として意見を言うなら・・・ごくシンプルなのです。
こちらの都合ではなくお客様の立場に立ってお客様の目線で、本当に喜んでもらおうとひたむきに頑張っているか?苦しいときにこそ自分を律する力があるか?
それが接客として楽しみを見出せるか否かの「鍵」になっていることに気が付くことが幸せの近道だと思うのです。
そして楽しみが見出せると同時に、仕事のミスも極端に少なくなると思います。
キラキラ輝くかどうかは結局は自分自身の力なのです。
誰しも楽して生きたいですよね。ワタクシもそうです。しかしながら人間一人では生きられない。人としての輪の中で揉まれ悩みながら時を過ごすのです。
ならば、同じ生きるなら前向きに明るく清く正しく美しく生きるほうが絶対に勝ち人間!です。
人間万事塞翁が馬、ワタクシもまだまだこれからが学びの人生です。
もっともっとスタッフの心に寄り添えるよう努力していく必要があります。
ともに頑張ってまいりましょう。
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