2008-03-12 Wed
皆様、こんばんは。昨日の夕陽。
力強くもはかない真っ赤な火は消えるその一瞬に渾身の力を込めて輝きを増します。
そして、神秘的な残照は刻々と美しさを変えながら、入れ替わりに夜の帳が海を覆います。
その移ろいは口では現せないし、もちろん絵にも描けないくらい美しい。
今日は悲しいことがたくさんあった。
まず1つめ、高校時代からずっと着続けていたタンクトップ、(かれこれ25年!)少しは破れていたけど、洗濯したらとうとうボロボロになって捨てました。
2つめ、主人に買って来た肌着が長袖だった・・・もう春なのに。私ってバカ・・・。
3つめ、人間の難しさに直面して凹みました。
立場は女将といえどもただの人間。高みを目指したいとは思いますが所詮、私など私利私欲な身勝手人間。
不毛な環境に身を置く自分が恐くて、人生に何かの意味を持たせたくて本当のところは自分自身のために頑張っているんだ。
最近、夜中にふと目を覚ますことが多くて、目を覚ました瞬間にいろいろな事がぐるぐると頭を駆け巡り、そうなるともうそこから眠ることができません。
1時間ぐらい眠ろうとあっち向いたりこっち向いたり悪戦苦闘しますが、そのうちあきらめて「いいや。もう眠れへんのやったら起きよっと!」と起きてボーっとテレビやパソコンの前に座っています。
ウチは小さな旅館ですので、夜中の警備員は主人と私です。
自分で言うのもなんですが、なんて働き者なのでしょうか(笑)。本当に24時間、働いておりますよ。
用事が深夜だと「はい!喜んで!」とはいかないものの「かしこまりました」と部屋を一歩出たときから笑顔の練習をしながら客室までダッシュします。
夜中にお部屋にお邪魔するのは必ず私ですから、「女将さんごくろうさん」と一声かけてくださいね。
あ、すっぴんだったらそっとしておいて下さい(笑)。
主人が出張のときも多く、そんなときは特にリラックスなどとは程遠い夜を過ごします。
制服を着たまま寝ることも少なくありません。
だって、お客様の命を預かっているのだもの、何かあったらどうしようと熟睡などできませんよ。
あ、でも前にもこのブログの中で触れましたが、館内には住み込みの社員が約10名常におりますので、非常緊急事態にはとても心強いですし、何かの場合の対処策は万全ですのでお客様はどうぞご安心くださいませね。
ところで、加太では今、わかめ漁が真っ盛り。
こんな感じで干されたものは袋詰されて売りに出されます。
加太に来て生まれて初めて食べたもののなかに「生わかめ」があります。
海から刈ってきたわかめの柔らかい部分を塩水で洗い、ブツブツと適当に切ってそのまましょう油をかけて食べるのです。
ワイルドでしょ?!コリコリした歯ごたえと磯の香りが口中に広がります。
漁師町ならではの食べ方ですね。
正面から見た「ひいなの湯」。なかなか風情のある鄙びた漁師町です。そう思われませんか?
最後に社員旅行の写真。
個々の写真は問題が発生するからやめておきましょう。
TOP PAGE △