2010-06-24 Thu
皆さま、こんばんは。梅雨ですね。
この時期、おいでいただくお客様はありがたいのと同時にお気の毒に思います。
今日は梅雨の晴れ間、和歌山もいいお天気でしたが明日からはまた雨が続くそうです・・・。
天候が崩れるとお客様に予想もつかないご迷惑をおかけすることがあります。
まずは、大雨の中の露天風呂。
最上階5階に位置する大浴場は露天風呂部分にひさしがありません。
「雨で入れなかった」
との残念そうなお声をいただくのですが、ワタクシ個人的には雨の中のお風呂もまたオツなものと思うのですが。
だって、誰に怒られることなく裸で雨に打たれるなんてすごく楽しいではありませんか!
思わぬところで童心に帰ることができますよ。
晴れの日には夕陽を眺め、風を感じ、星空を眺めながら波音に耳を澄ませ・・・それと同じように雨の日には雨を楽しむ。
それが”露天風呂”ではなかろうかと思います。
そして、昨日の夜のこと。
梅雨の蒸し暑さのせいで羽根の生えた小さな虫が大量発生しました。
思ってもみない歓迎できないたくさんの来訪者は、勝手に露天風呂、そして部屋の中まで侵入致しました。
お泊まりいただきましたお客様にとてもご迷惑をおかけしました。
こればかりは、雨のように楽しまれては、などとのんきなことは言っていられません。
早急に網ですくい、お怒りになられているお客様に専務がお詫びに伺い、対応にいろいろと苦慮致しました。
自然相手ですので予測不能、何が起こるか分からないのは常でございます。
「洗面器ですくって外に出してあげたわよ。旅館さんもいろいろ大変ね」
「こんな体験めったとないから旅の思い出になるわ」
と懐が深く人間力の強いお客様からはたくさんの暖かいお言葉をいただきました。
それでも中には怒りの収まらないお客様がいらっしゃいます。
宿の方も誠心誠意、心を尽くして対応しておりますことを、お分かりいただければと本当に残念に思います。
さあ、明日から週末。
たくさんのお客様がとても楽しみにお越しになられます。
ご期待に応えられるよう頑張らないと!
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