2010-03-01 Mon
皆さま、こんばんは。今日の「よーいドン!」ご覧いただきましたでしょうか?
この場をお借りして弁解を申し上げますと・・・。
ちょっと上品ぶったテレビに映る姿は普段のワタクシではございません。
あのテレビの若女将はどこにいる?とおっしゃっていただいては~~い!と出てきたのが、ちゃらんぽらんでドタバタ走る若女将・・・だったとしてもどうぞがっかりなさらないでくださいね。
お陰さまでご覧になった方からはたくさんのお電話をいただきました。
ありがとうございました。
さて、先週和倉温泉に行ったオハナシを致します。
以前からどーしても行ってみたいお宿があったため、忙しい週末とわかってはいましたが、思い立ったときが吉日と強行向かいました。
片道6時間の旅も、ずっと行きたかったので全く苦になりませんでした。
この場でお宿のお名前は申し上げませんが、某ネットの予約サイトでは今や有名人の支配人様がひとり気を吐きとても頑張っていらっしゃるお宿。
しかも、その手腕は口コミの件数の多さにもかかわらず、非常に健闘されている状況を見るにつけ、とても学ぶべきものがあると信じて。
実際のところとても勉強になりました。いいこともわるいこともひっくるめて。
いつもそうなのです。
やってみないとわからない、飛び込んでみないとわからないことがこの世にはたくさんあるとつくづく思います。
さて、感想をひとことで言うならば、人間が大好きな支配人の魅力で集客されている宿でした。
お客様が好きだからマイナスのことを一切言わないのです。すべてプラスに転換なさる。
例えばこうです。
「今日は当館で一番眺めのいいお部屋をご用意致しましたよ」
「今日は最高の鰤が入りましたから、ぜひ召し上がっていただきたいのでサービスでお出ししますね」
「最近にはない最上級の蟹がたまたま入ったんですよ。ほら、最上級を示す青いタグがついているでしょ?お客様はほんとラッキーです」
「貸切風呂が今、たまたま空いていますから、どうぞお時間気になさらずにゆっくりお入りくださいね。それからお食事にしましょうね」
等々・・・。
抑揚を付けゆっくりと優しく話されると、私たちは特別な客であるような暗示にかかってしまう。
人を幸せな気分にするのがとてもお得意。プロデュース力に長けていらっしゃるのです。
もし仮にそれが誇大表現だったと後でわかったとしても、誰一人怒り出すことはないでしょう。
だってひとえに、旅の幸せを味わって欲しい一心なのが、客の方にも伝わるからです。
わがままを言って、夜遅くまでお酒を飲みながらお話に付き合っていただきました。
最後までこちらの素性は明かしませんでしたが、気づかないふり?本当に気づいていないの?最後までわかりませんでした。笑
同業者とバレバレのそれらしき鋭い質問をいくつか投げかけたのですが・・・。
結論。支配人、ちょっと天然かも。笑
同業者の目線ですから、もちろん悪いところも目に付きました。
それを差し引いてでも、満足感いっぱいの滞在になるのはあの支配人だからこそでしょう。それが一般のお客様なら尚更。
ということで、ちさねーさんと二人の強行旅行はとてもいい刺激を受けた濃い時間となりました。
帰りの道では、わが身を省みて今後に生かすことをお互い確認できました。
お越しになるお客様には満足感と共に優しい思い出をお持ち帰りいただくようこれからも砕身してまいります。
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