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贈りたい言葉
皆さま、こんばんは。



春休みに突入し、毎日慌しいながらも忙しさの中に幸せを感じています。

当館では今年の春に初めて「新入社員」という形での入社があります。しかもまだ社会にきちんと出たことのないフレッシュな可愛い女子が4人も。

その4人の研修を明日から3日間の予定で行います。

おそらく緊張も期待も胸いっぱいの彼女たちにどのように何を話そうか、ない知恵を絞りいろいろ考えております。

縁があって私どもに来てくれるとても大切な人たち、働くことで人生の意義を考え知り得る学びの場になってくれることを祈りつつ。


さて、ある有名な話をひとつ。

一人の旅行者がスペインのかの有名なサグラダファミリアを訪れたときのこと。

周りを散策していると、ある石工に目が留まり話しかけます。

「あなたは、いったい何をしているんですか?」

するとその石工は、迷惑そうな顔をしながら腹立たしげにこう言いました。

「見て分からないのか。このいまいましい石を削っているんだ!邪魔だから、とっとと向こうに行ってくれ。」

旅行者は慌ててその場を離れ、しばらく歩いていると、別の石工が同じように石を削っています。その旅行者は、懲りずに先ほどと同じ質問をしてみました。するとその石工は、晴れやかな顔をして誇らしげにこう答えました。

「よくぞ聞いてくれました。私は今、世界で一番美しい大聖堂の基礎を作っているんですよ!」



そう、人は働くことで大きな喜びを感じることもできるし、逆に毎日やってくる面倒な作業と解釈するならいいかげんに時間を費やすこともできます。

イヤイヤ作業をする前述の石工より、自分がやがて完成する大聖堂の礎を築いたひとりであり、多くの人々に幸せと感動を差し伸べることが出来るとても価値のある仕事をしていると自らの存在価値を認め、前向きに仕事を捉えている後述の石工のほうが一瞥でもはるかに幸せなのはすぐにわかります。


もちろん働くことは報酬を得るためでもあります。

私もまだ会社員の頃は第一の目的は”報酬“に他なりませんでした。

ただ、いろいろな経験を重ねてきて未熟ながらも判ったことは、報酬だけを追いかける仕事は幸せの度数が限りなく低い、ということです。

ずいぶん前に目にした紙面にも「仕事に満足感を得ている人のほうが低収入でも納得している」というデータがありました。

それを裏打ちするように、素晴らしい業績を残されている多くの経営者たちの口からは「収入や報酬」という言葉が出てくることが限りなく少ないのです。



では、仕事は何のためにするのか?

ある方の著書の中に明確な答えがありました。

仕事で幸せになるための3つの答えとは。

「してもらう幸せ」、「自分でできるようになった幸せ」、「人にしてあげる幸せ」

「してあげる幸せ」は三つの幸せの中でも最高の幸せです。

人がしてほしいことをしてあげれば喜ばれます。そんな人は頼りにされます。自分の身体と時間を使って何かをして差し上げる、相手の喜びを我が喜びとする。これが自分が幸せになる一番の近道なのです。




人生は魂を磨く場所、そうおっしゃる方もあります。そのとおりだと思うのです。

仕事は人生のほぼ半分近くを占める大切な自分磨きの場です。


人間は結局一人では生きていけない。誰かに寄りかかり誰かの力を借りて日々があります。
誰しも人と衝突しいがみ合って生きて生きたいとは願わないですよね。

「自分は失敗ばかりするしいつも不幸だ」そうしてネガティブでいつも暗い表情の人は不幸が手をつないで押し寄せてきます。不幸だから不機嫌なのではなく、不機嫌だから不幸なのです。

逆にいつも感謝の気持ちでありがとうありがとうと笑顔で暮らしている人の周りに不幸が押し寄せるでしょうか?

魂を磨く、というのはそういうことなんだろうと思います。



新しい4人にはまだ理解しづらいことかもしれませんが、旅館業を通じてそういったことを日々話していけたらな、そう思います。


| hiina | 23:46 | comments (x) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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嬉しいできごと
皆さま、こんにちは。





とてもとても嬉しいことがありました。


長男が志望校への合格を果たしました。

これもひとえに担任の先生、塾の先生方、先輩、周囲の皆さまのご尽力と応援があったからこそです。




二日間陣痛で苦しんだあとやっと生まれた長男。

大きな病気もないどころか健康に育ちました。

それでも唯一、小さな頃から同学年の平均よりかなり小さく、その因果関係があるのかどうか、精神的にも発達の未熟さが見て取れた長男。

ワタクシは昔からかなりの心配性。これまでの日々、親として安穏たる時間を持てませんでした。仕事をしていても外で勉強していても、休日であっても彼のことが常に頭のどこかにあり離れません。

将来を心配するあまり、小学校3年生のときには4日間も入院して検査をしたほど。本屋さんへ行けば、その手の専門書を何冊も読みあさりました。

「子育て」

その言葉の意味を考え、やり直しのきかないことに後悔しきり。



そんな親の心配をよそに、口うるさく言い聞かせても何処吹く風、の長男。

とにかく、、、これからどのような大人になり、どのような人生を送っていくのか。

親がずっと付きっ切りでというわけにはいきません。



親の敷いたレールの上を走るのではなく、自分のやりたい道を模索して人様に迷惑かけることなく力強く歩んでくれること、なにも贅沢は言わない、それだけを望みます。




なにかと仕事を優先してきた自身を悔いることが多かったこの数年。不甲斐なさを責め、涙することも多かった。

やれやれ・・・。

一歩ずつ春に近づくとともに、一筋の暖かさに心満たされています。



皆さまに感謝。心から感謝致します。


| hiina | 16:17 | comments (x) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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おまじない
皆さま、こんにちは。




毎朝のお見送り、今朝も皆さま笑顔でご出発なさいました。
「ありがとう、また来ますから」と笑顔でお礼を言っていただくと、嬉しさと同時に切なさでちょっと泣きたくなる若おかみです。

お客さまのお見送りのとき、どのお客さまにも意識して必ず言う言葉があります。
何気なくではなく心の底から願いを込めて。

「どうぞお気をつけて」と。



昨年、知人が交通事故に遭いました。昨年は辛いことが本当に多かった。
その中でもこの出来事はきつかった。けれども当人はもっと辛い試練の中、今を一生懸命生きています。

その知人が言ったことが胸に沁みます。

こういうことが起きて、そのとき初めて親が普段から細かいことでも私に注意し、怒ってくれていた意味が分りました。
{早く帰ってきなさい}や{気をつけて行きなさい}
さりげなく聞き流していた言葉に重みを感じました



彼女の顔が浮かぶたび、だから尚更「気をつけて」に思いを込めて言い続けなければならない。これ以上悲しいことが起きないように。
おまじないのようにつぶやきながら皆さまを送り出します。これが私の使命だと。


そういえば、両親も毎日必ず掛けてくれた言葉でした。自分が母となったとき改めてありがたさに気が付きます。


「お気をつけて」

お客様にとっては当たり前でもある私のひとことが、おまじないのベールに包まれお客さまをお家まで届けてくださいますように。



今日はちょっと乙女ちっく過ぎますね・・・(^_^;)


| hiina | 20:14 | comments (x) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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若女将の日和見日記 2007年11/3以前はこちら

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