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人生のテーマは
皆さま、こんにちは。


4月の春休みを利用して故郷滋賀に帰らせていただいた時の写真です。





父と主人です



オトコグループ(兄弟と妹のダンナサマも一緒に)



両親と私たち兄弟4人とその連れあい、そして孫8人(全部で10人のところ)総勢18人が集結しました。

兄弟それぞれがみなしっかり家庭を持ち、たくさんの孫たちに恵まれてみな健康、両親にとってはこれ以上の幸せはないのではと思います。

と同時にいつになっても兄弟仲良く集まれること、それになにより兄弟たち皆がいいパートナーを見つけて夫婦円満かつ家庭円満であること。

神さま、ご先祖さまに感謝しかありません。

主人と一緒に帰るのは3年ぶり、皆が歓待してくれ本当に幸せな時間でした。

この幸せな時間も喜びも絶対に忘れてはいけないと思いました。



このごろ、私が結婚前に初めてこの旅館を訪れた時のことを思い出します。

もう20年近くも前です。

最近では夜勤のスタッフをいれている旅館が多いと思います。

しかし旅館というのは昔から主が旅館内に住み込み、24時間お客さまのお世話をするのが当たり前でした。

更には旅館はお客様のためのもの、という考えから出来る限りのスペースは客室であったりお風呂などに充てるのが当然でした。

ですから、社長(主人)もこの旅館内の一つしかない子供部屋で兄弟4人一緒に育ちましたし、もう会長に退いているお義父さんもお義母さんも10畳ほどのたった一間で暮らされていました。

初めてお会いしたお義父さんが薄暗いその一間でひっそりと座られていたのが脳裏に焼き付いています。



お義父さんもお義母さんも慎ましやかで実直な方です。

お義父さんは非常に頭のいい方でこの宿のすべての設計図が頭の中にあります。

複雑な電気設備、ボイラー設備、温水タンク、簡単な工事ならなんでも自分でしてしまいます。

高齢のためすでに運転免許証は返上しましたが、社長であるにも関わらずお義父さんの愛車は最後の最後までスズキの軽バンでした。

しかも作業に使うから傷だらけでボコボコの軽バンなのです(笑)。


お義母さんも派手なことは何一つせず、人に褒められないところでずっと作業される方です。

その忍耐強さは私が一生かかっても追いつくことなどできません。

私が嫁いだ頃はほぼ毎日皿洗い、そのせいか今では腰がずいぶん曲がっています。

夜は電話を取ったり急なお客さまに対応するためパジャマに見えない部屋着を着て寝ていました。

まさしく24時間仕事です。


経営から退いてからは、いつも忙しい私たち夫婦に変わり、子どもたちの世話を焼き本当に可愛がってくださっています。

おかげでうちの子どもたちは3人ともとても優しく育ちました。



そんな旅館で育った主人も物欲がまったくありません。

高級車や高級腕時計など興味ゼロです。

人って人よりいい生活がしたい、いいものを持ちたい、それが当然というものなのに(笑)。



ご両親にお会いして、、、嫁に来た私は働かざるを得ませんでした(笑)。

というのは冗談で、、、ごく自然に仕事に向き合うことができたのは、自分も働き者の両親を見てきて育ったからということもあります。

何よりもどちらの両親もとても尊敬しています。

私にはご恩返しをする義務があります。



そして私たち家族も当然のように旅館内に居を持っております。

世の中にはいろいろな考え方がありますし、何が良くて何が悪いなんて全くわかりませんが、主人は旅館というのは主がそこにいつもいるべきという考え方を変えません。

お客さまの息遣いを感じ、華美な暮らしをせず従業員と一緒に住み同じ釜の飯を食べる、その先に宿の発展があるという信念のもとに仕事をしています。

もちろん24時間、心休まることがないというのは否めませんが、この信念に寄り添って私も頑張りたいと思います。

夫唱婦随を人生のテーマとして。


| hiina | 21:15 | comments (x) | trackback (x) | マジメな旅館のお話 |
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