2014-07-04 Fri
皆さま、こんばんは。遅がけの本格的な梅雨が今頃やってきたような鬱陶しい一日でした。
が、今日はさわやかなゲストが5人。
地元の加太中学校の生徒さんが職場体験学習に来てくれました。
毎年この時期恒例になりつつあります。
ところがところが、こんな日に限ってヒマなんですよね(笑)
でも仕事とは人に言われてするものではなく、自らが見つけだしたらいくらでもあります。
目をやるところやるところ、すべきことが転がっている!のが旅館なのです(笑)
初々しい彼等を見て、ワタクシも始めてアルバイトをしたときのことを思い出しました。
高校一年生の夏休みだったかな?もう記憶も曖昧です。
滋賀県と福井県の県境の峠にある、古くから家族で経営されているお蕎麦屋さん。
ご存知の方も多いとは思いますが、大阪はうどん文化ですが、福井は蕎麦文化なのですよ。
このお店の名物は天然の自然薯(これがほんとに美味しい!)がたっぷりかかったとろろ蕎麦でした。
たまにまかないでいただいたとろろ蕎麦、本当に格別でした。
一刻も早く働きたかったワタクシ、アルバイトが楽しくて楽しくて仕方がなかった。
仕事が楽しい、これが一番重要。
経営者のご家族にもご常連さまにもとても大切にしていただきました。
アルバイトで貯めたお金はほんの少しはお小遣いに、後は社会人になったときの独立費用としてコツコツと貯蓄。
今から思えばめっちゃしっかり者の高校生でしたね(笑)
さて、中学生の皆さんには大浴場と客室の清掃とセット、そして宴会場のセット。
限られた時間でいろんなお仕事をしていただきました。
なにか得るものがあったらのならいいなと思います。
何年か後には否が応でも社会に出なくてはならない彼等。
働く目的って?
生きていくため、社会の歯車のひとつになるため、自分自身の学びのため・・・。
いろいろあるでしょうが、もう二度とこない今の時間、そのときそのときを大切に一生懸命に生きてくださいと伝えました。
今はいろんな物事を吸収する、そういう時期だと。
そして、ご両親に感謝してください、と。
これから数知れず岐路に立つことがあるでしょうが、そのときの選択の如何は自分が身につけた経験でしか計れません。
成功か失敗か。
そのために一生懸命に何でもすることはとても大切なこと。
まだお若い彼等にはわからないかもしれませんが、ここでの経験が少しでも記憶に残ってくれていたなら嬉しいですね。
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