2012-04-21 Sat
皆さま、こんにちは。気がつけば前回の更新から一ヶ月・・・汗。
毎年この時期はそぞろ神の悪戯？(笑)で体調不良な私ですが、日々楽しくお仕事させていただいています。
４月は巣立ちの時期。そして入学・入社・転職の時期・・・。
私自身、春は決まってあることがよみがえってまいります。
それは短大を卒業し初めて親元を離れるときのこと。
両親が手伝ってくれた引っ越しも終わり、それぞれ別れが名残惜しく、道すがら京都の三千院、法然院に足を運んだとき。
前を歩く父が一歩後ろを歩く私に、思いがけず、本当に思いがけずそっと後ろ手を差し伸べました。
ビックリしたのと恥ずかしいのと・・・。それでもとっさに私は分厚いグローブのような手を握り締めました。本当にとっさに。
今まで一生懸命働き育ててくれた温かい傷だらけの職人の手。
時間はほんの３分ほどだったかもしれません。たったの３分、でもそのときは離すタイミングばかり気になって長く長く感じた３分間を、何年かぶりに父と手をつないで歩きました。
すぐ傍で母がどんな顔をしていたのかはわかりません。もちろん父の顔も。
ただ、肌寒い中、父の手はとても温かかった。
あれから２０数年、親となっても鮮明にそのときのなんとも言えない感情を思い出します。そのときは真っ白だった頭の中も、親となった今はそれ以前の思い出を反芻します。そして感謝ばかりを思い出します。
決して思い通りのまっすぐな道を子供は歩いてはくれない。私もそう。寄り道したり引き返したり。
それでも、一生懸命に毎日がありました。
私の好きなGReeeeNの「遥か」
窓から流れる景色 変わらないこの街旅立つ
春風 舞い散る桜 憧ればかり強くなってく
どれだけ寂しくても 自分で決めた道信じて
手紙の最後の行が あいつらしくて笑える
誰かに嘘をつくような人に なってくれるな 父の願いと
傷ついたって 笑い飛ばして 傷つけるより 全然いいね（母の愛）
あの空 流れる雲 思い出す あの頃の僕は
人の痛みに気付かず 情けない弱さを隠していた
気付けば いつも誰かに支えられ ここまで歩いた
だから今度は自分が 誰かを支えられるように
まっすぐにやれ 余所見はするな へたくそでいい 父の笑顔と
信じることは簡単なこと 疑うよりも気持ちがいいね（母の涙）
さよなら また会える日まで 不安と期待を背負って
必ず夢を叶えて 笑顔で帰るために
本当の強さ 本当の自由 本当の愛と 本当の優しさ
分からないまま 進めないから 自分探すと 心に決めた
春風 想い届けて 涙を優しく包んで
必ず夢を叶えて 笑顔で帰るために
さよなら 叱られることも少なくなってゆくけれど
いつでも傍にいるから 笑顔で帰るから
どれだけ寂しくても 僕らは歩き続ける
必ず帰るから
想いが風に舞う あなたの誇りになる
いざ行こう
なにかあるたび心で唱えます。
和歌山も美しい桜の時期はアッという間に過ぎ去り、新緑の季節を迎えようとしています。
春はとてもいいですね。
新しい生命のエネルギーに満ち溢れ、目にするものが何もかも色鮮やかで美しくて。
何はともあれ、新人４人は仲良く楽しく仕事をし（まずはこれが大事だもんね）、彼女たちを取り巻くスタッフたちもそれぞれに気付きがあり着実に成長してくれています。とても幸せな毎日です。感謝です。
人はいろんな環境でいろんなことを覚え考え生きている。誰一人同じ人はいない。
そんな中で出会った仲間は奇跡！毎日出会う人々たちも。
そして、時は二度と戻らない。
だからこそ、今を大切にし、愛し、感謝し、生きていかなければならないですね。
ひいなの湯ホームページはこちらのバナーをクリック☆
TOP PAGE △
