2012-01-26 Thu
皆さま、こんにちは。毎朝のお見送り、今朝も皆さま笑顔でご出発なさいました。
「ありがとう、また来ますから」と笑顔でお礼を言っていただくと、嬉しさと同時に切なさでちょっと泣きたくなる若おかみです。
お客さまのお見送りのとき、どのお客さまにも意識して必ず言う言葉があります。
何気なくではなく心の底から願いを込めて。
「どうぞお気をつけて」と。
昨年、知人が交通事故に遭いました。昨年は辛いことが本当に多かった。
その中でもこの出来事はきつかった。けれども当人はもっと辛い試練の中、今を一生懸命生きています。
その知人が言ったことが胸に沁みます。
こういうことが起きて、そのとき初めて親が普段から細かいことでも私に注意し、怒ってくれていた意味が分りました。
{早く帰ってきなさい}や{気をつけて行きなさい}
さりげなく聞き流していた言葉に重みを感じました
彼女の顔が浮かぶたび、だから尚更「気をつけて」に思いを込めて言い続けなければならない。これ以上悲しいことが起きないように。
おまじないのようにつぶやきながら皆さまを送り出します。これが私の使命だと。
そういえば、両親も毎日必ず掛けてくれた言葉でした。自分が母となったとき改めてありがたさに気が付きます。
「お気をつけて」
お客様にとっては当たり前でもある私のひとことが、おまじないのベールに包まれお客さまをお家まで届けてくださいますように。
今日はちょっと乙女ちっく過ぎますね・・・(^_^;)
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