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近江米
皆さま、こんにちは。



昨日ワタクシ宛にとても重い荷物が届きました。
ご常連様のUさまからでした。

何だろう?と思いワクワクしながら開けてみると、近江米の新米が10キロ、心がこもったお手紙も添えられていました。


滋賀県在住のUさまとのお付き合いはもうかれこれ7~8年前から。
毎年春になるとおともだち夫婦4人で仲良くお越しになられました。
けれど、1年前の春だけはお見えになりませんでした。

そして今年の春、だんな様のお姿だけがありませんでした。
そう、亡くなられたのです。

昭和の日本のお父さん代表のようなご主人さまでした。
照れ屋さんで口数少ない不器用なご主人さま、いつもその隣には明るくて太陽のような奥さまが。真逆のお二人だからこそとても仲良くて理想的なご夫婦でした。

奥さまの悲しみはそれはとても深いものでした。
「亡くなってからは何をする気力もどこへ行く気力もなかった」
「でも、ようやくちょっとずつ元気になって、主人が大好きだった{ひいなの湯}に行こうというところまで回復した。やっと来れた」と。

お部屋に案内するとすぐにご主人のお写真を取り出し、海が見える窓辺のテーブルへ・・・「お父さん、海見える?またここにやって来れたで」
お写真に手を合わさせていただき、二人でしばらく泣きました。

そしてお食事のとき影膳をご用意したところ、言葉を無くすほど感動していただけて・・・。


この近江米はそのときのお礼のお品でした。

旅館というお仕事は、訪れる方の人生の1ページに踏み込むとても重要でありがたいお仕事だといつも思います。
おめでたい場面もあれば、その逆に悲しみを背負っていらっしゃる方ももちろんあります。

いろんなドラマに遭遇するたび、そんな方々の大切な思い出づくりのお手伝いが出来ることを誇りに思います。

もっと頑張らなきゃ。
つやつやもちもちの美味しいお米、スタッフ皆でいただいてパワーを付けますね!


いつも感動と喜びをいただくのはこちらです。

Uさま、ありがとうございました。






| hiina | 17:14 | comments (4) | trackback (x) | 徒然なる思い |
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若女将の日和見日記 2007年11/3以前はこちら

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