2009-11-15 Sun
皆さま、こんにちは。罪を犯した者は法や世論によって裁かれるべきです。
イギリス人女性を殺した罪で長い逃亡生活の末に逮捕された青年。
ここ最近このニュースを見ない日はありません。
日本が好きで反対側の国から希望を携えてやって来た被害者が受けた苦しみや無念さ、ご両親の一生背負っていかなければならない悲しみ・・・想像するだけで辛く、決して許されるものではありません。
でも、・・・怒らないでくださいね。
青年のご両親の会見を見ながら、不謹慎かもしれませんがなんだか無性にせつない気分になるのはなぜなのでしょう。
私は未熟ながら3人の子供の親です。
未熟といえども親になれます。同時に子供はどんな親であっても選んで生まれてくることはできません。
そして、未熟であるすべての親は手探りでの子育て。
自分が受けた体験でしか育てることが出来ません。
親だって人間、間違ったことを言うこともあれば、正しい道しるべをつけてやれないことも多々ある。
加害者の青年の両親は、自分たちの何が悪くてこんなことになったのか、どこをどう間違ったのだろうかと一生自問自答を繰り返し懺悔の日々を送られることでしょう。
間違っていようがいまいが、息子を愛していらっしゃる事実がなんと悲しいことか。
「魔が差す」ということ。
未熟な私にはとても解かります。
彼じゃなくてもすべての人が引き起こしうることでしょう。
されど罪は罪、身をもって償わなければなりません。親に対する屈折した愛がもたらした事件なら、まだやり直しが出来るはずです。
すべてを明らかにし後の人生を贖罪にささげていただきたいと思います。ご両親もそれを心から支えてあげて欲しいと思います。
だって、人間は唯一「理性」を与えられた動物でもあるのですから。
今日は、とても忙しい日曜日でした。
灰色の雲は重く風は冷たいながらも、お越しいただいたお客様は皆さま一様に暖かい笑顔でした。
なんでもない平和な日常に感謝し、お客様お一人お一人に自分を重ねつつ心を込めてお見送りを致しました。
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