2005-12-01 Thu
皆様、こんにちは。
とうとう師走ですね。2005年も残すところあと1ヶ月になりました。
あと1ヶ月、大きな事故など起きずに無事に新しい年を迎えられるといいなと思います。
この時期、当館は忘年会・お日帰りのご宴会で週末は大変賑やかになります。
先週も土曜日から満室の後の日曜日のお昼、法事が4件、ご宴会が2件、小間の小団体様を含め会席料理が全部で130人! いやはや、、あらためてウチのスタッフの有能さに感服致しました。ほんと、スゴイです。責任者が頼りないと反面教師でいいこともあるんですね。そういえばうちの子達もどおりでしっかりしてると思った・・・
まず、圧巻なのはご宿泊客のチェックアウト後、たったの1時間弱で8室を2人で掃除し、お料理のセットをし、11時にはゆとりを持って笑顔でお客様をお迎えできること。これってスゴイんです。
また、調理場の仕度の要領のよさと集中力には舌を巻きました。二人の調理人と助手、合計3人を軸として周りを固めるベテラン(年齢が)の仲居さん達。終わってみれば鼻歌も聞こえるような勢いです。ほんと、スゴイんです。
そして,何よりスタッフの連携、協調性には脱帽です。何の指示が無くても足りない部分を率先して補う人間が育ってくれていること、本当に私は幸せ者です。
身内を誉めるのはどうかと思いますが、大切な愛するスタッフ達に大きな声で誉めてあげたい、そしてできる人間にはそれに見合った報酬を・・と常に思います。
もちろん、昔からこんな風にできたわけではありません。基本がなってないと叱られたり、配膳に間に合わずお客様をお待たせして平謝りなんてのもしばしば・・。最近ではお料理を1品1品出すのが当たり前になってきていますが、特に年配の男性客の中には旅館料理は着席したときにどーんと全部ならんでいるのが普通だという方もおありで、膳が貧相で食べるものがないとわざわざ呼び出されて30分ほど延々と叱られたことも有ります。
一番ショックだったのは、今でも忘れません。ご宴会後50人ぐらいのお客様を送迎したバスの中に、箸袋の裏側に書かれたお手紙を見つけた時です。
「大阪屋よ、こんな宴会では人は来ないよ。(その後更に続く・・・)」面と向かってお叱りを受けるよりショックなものですね。
・・・泣けました。ちきしょ------!!!何に腹が立つって、自分に腹が立ってしょうがありませんでした。それから本来の、負けず嫌いで攻撃的な性格で今までやって来ました。
母は小さいころから私の激しい性格をとても心配してくれていました。でも、大人になって爪を隠すことも少し覚えたから安心してくださいね。
今ではどこの方か存じませんが、感謝の気持ちでいっぱいです。
あの手紙がなければ今の状態に持ってくることなどできなかったでしょうから。
私どもの将来を危惧していただいたお手紙、その時は涙で本質が見えませんでした。
今は私どもへの愛情から来るものであったと確信しております。本当にありがとうございました。
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