元湯 椿楼

昨日嫁と息子と一緒に和歌山市・加太のひいなの湯さんに施設見学に行ってきました。ここのR専務にはずっとお世話になりっぱなしなのですが、現在計画中のプチリニューアルに向けてひいなの湯さんのコンセプトルームを参考にさせてもらいたくて無理行って見学をお願いしたのです。7つあるコンセプトルームはいずれも違うタイプの作りになっていてなるほど色々お勉強させて頂きました。

当日はいつもの如く朝5時に起床。R専務には11時にアポを取らせて頂いていたのでホントは9時頃出発予定でしたが早めに行って和歌浦のシーサイド観潮さんにもお邪魔させて頂きたかったので予定より早く8時半頃出発しました。先週開通した南紀田辺ICも初めての利用です。当館より南紀田辺ICまでは約20ｋｍ25分だと言う事も分かりました。

観潮さん→ひいなの湯さんというスケジュールで進んでいましたが、安全運転のためか思いのほか時間がかかってしまい途中で予定を変更。観潮のMくんに電話して後日改めてお伺いさせて頂くという事でそのままひいなの湯さんに直行する事になりました。それでもやはり南紀田辺ICの開通により今までより何十分か早くなっていました。

ひいなの湯さんの手前あたらし屋さんの玄関先でAくんの姿を発見。初めて奥様にもお会いできました。しばしお話させて頂き11時前にひいなの湯さんに到着です。上のお子さんが熱を出したと言う事で奥様はいらっしゃいませんでしたがR専務が館内を色々案内してくれました。備長炭を使った壁の装飾品、壁のぬり方（使い方）、フラットスペースの使い方、お風呂から雪見障子を使ってのテレビ観戦方法、水周りのスペース、色使い・・・色々参考になりました。

写真を撮らせて頂き是非とも今後の参考にさせて頂きたいと思いました。今回のプチリニューアルでは予算の関係上一気に完成までは行きそうもありませんが徐々に徐々に手を加えて行きたいと思っています。その中で一つの完成形を見れた一日だったと思います。その後美味しい昼食もご用意していただき1時ごろひいなの湯さんを後にしました。R専務、今回はホント色々ありがとうございました。

その後棒エージェントさんに立ち寄り忘・新年会の打ち合わせ等をして夜帰ってきました。一歩前進、また楽しみが増えました♪

息子が生まれてから夕食後息子をお風呂に入れるのは僕の役目です。満館時など忙しい時や出張で留守の時などは嫁にお願いしますが基本的には息子の入浴は僕の仕事です。僕としてもその数十分間は息子とゆったり遊べる時間なので楽しみな時間でもあります。僕たちが入浴した後今度は嫁がお風呂に入ります。そしてその間息子と遊んで嫁が風呂から上がると再び仕事に出掛けます。

今日もいつものようにお風呂上りキャッキャキャッキャと遊んでいたのですが仕事に出掛ける際ふと違和感を覚えました。最近薄々感じていた事ではあるのですが・・・。それは仕事に出掛ける際「じゃ」と手を振るとあっさり「じゃ」と手を振り返すことなのです・・・。

昔は「じゃ」と手を振ると「とっくん（息子の事です）も一緒に行く」と時には泣きついたり玄関までお見送りに来てくれたのに最近ではあっさり「じゃ」と手を振られお見送りにも来てくれないのです・・・ガ、ガーン(TT)　もしやこのまま行くとその内「いってらっしゃい」ではなく「また来てね」状態になるのではないでしょうか・・・！？

そういえば最近特に家に帰っていなかったように思います。最近2週間くらいで家に帰ったのは1日位でしょうか！？家に帰っていないと言っても別にどこをほっつき歩いている訳でもないのですが(^^;　住居を旅館の敷地内（別館）に構えている事もあり昼・夕食時には家に帰るのですが仕事が夜遅かったり朝早かったりするのでほとんど旅館の方で寝泊りしているのです。だからお風呂に一緒に入ると翌日の昼食まで息子と顔を合わすことがありません。そこら辺が影響しているのかも？？？

どこにも出掛けない時は昼間息子も一緒に出勤するので結構長い間一緒に居れると安心していましたが、よく考えると旅館に来てもおじいちゃんとどっかに出掛けて行ったりしてるしそんなに相手してあげられる時間は取れていないのかもしれません。自分ではパパっ子なんて高をくくっていましたがこのままだとまずいですね(^^;明日は朝から和歌山へ出張の予定ですが、家族も同伴で行く予定です。しっかり家族孝行しなくては！ですね。

突然の（？）木枯らし1号。今日は一気に冷え込んだ一日となりました。寒さには滅法弱い我が親父も首をすくめて「寒い、寒い」を連発しています。けどニュースを見ているとこれでも例年より10日ほど遅いくらいなんですってね。目先の寒さに震えて忘れてしまいがちですがホント今年はあったかかった日が続きました。

さて僕はといいますとやはり冬用のスウェットを押入れから出してきて着ています。昨日まではまだ薄手の物でも十分だったんですけどね。ここは地下には温泉も湧き出ているし目の前には暖流（黒潮）も流れている為底冷えするほどではないのでまだまだ毛布は必要なさそうですがボチボチ冬支度にとりかからなくては。

またここら辺は「雨が少なく風が強い」という地域でもあります。和歌山県南部で見ると結構雨量も多そうに思えるのですが和歌山県と言ってもホント広いのでそれはもっと南の方であったり山の中の方であったりするのでここら辺はホント雨は少ないです。ただその分風は凄まじく強烈に吹きすさびます。これから冬にかけて台風でもきたのかと見間違うほど強烈な風が吹きます。ここら辺ではある種冬の風物詩的な風景なのですが初めてのお客様はホントビックリしています。

ホントに凄い日だと海を見ていると潮が竜巻のように舞い上がっている風景を見る事も出来ます。また建物を超えて更に道路向かいにある屋根付駐車場の中の送迎バスを多い日で一日に4,5回洗った事もあります。冬場1週間も車に乗らないで居ると潮のコーティングまでしてくれています。正に自然の脅威！恐るべしです。

けどまぁホント風物詩と思えばそれはそれで納得できるものでもあります。これから当館へお越しの際は是非とも温かい目で見守っていただければ幸いです(^^;

本館7階に2箇所展望貸切風呂が御座います。ご利用料金は無料。ご宿泊頂くお客様であればどなた様でも無料で御利用頂けるのです。近年ブームも手伝ってか御利用されるお客様が増えてきました。


勿論展望貸切風呂もオーシャンビュー。季節により沈む位置は異なりますが綺麗な夕日も見れるんですよ。


当館ではこの貸切風呂というのはブームで出来たのではなく、もっとずっと以前より必要性から作っておりました。椿温泉は元々湯治療養の温泉地。お一人でお風呂に入れない方もいらっしゃったので作ったという話を聞いたことがあります。その為もあって今も無料で御利用頂いているのです。

近年貸切風呂の利用が増えてくるに連れてご予約の際に「貸切風呂も予約します」なんてメッセージをいただく事も増えてきました。けど当館では無料で御利用いただく代わりと言ってはなんですが貸切風呂の予約等は一切承っておりません。その旨何卒ご了承いただけます様お願い申し上げます。

貸切風呂は中から鍵が掛けられる様になっております。ご利用の際は施錠して御利用下さい。逆に言えば鍵がかかっていれば他のお客様がご利用中と言う事ですので時間をおいて再度お越しいただければ幸いです。ご滞在中夜通しいつでも御利用いただける様になっておりますので皆様で仲良くご活用いただければと思います。

つい3日ほど前、突然親父が「明後日堅田（地元）の祭りなんやけど孫にお神輿見せてあげたいなぁ」なんて呟いてきました。そしてその翌日も帰宅後突如親父から「明日連れて行ってもかまんか？」のメールが。勿論断る理由もないので「いいよ」と返すと直ぐに「ありがとう」と返信が来ました。で、昨日。朝から親父にお袋、おばあちゃんも一緒に息子と4人でお祭りに出掛けていきました。

2時間ほどで帰ってきたでしょうか。息子の手にはドラえもんのお面や大きな空気の入った刀やら色々あります。「これはおじいちゃん」「これはおばあちゃん」「これはおっきいばあちゃん」と息子もルンルンで報告してくれます。その後ろから親父を始め3人が玄関に入ってきました。「このお面1,000円もしたんやでぇ」とお袋から驚きの声が。「だから俺ん時は買ってくれんかったやん」「孫は特別や」なんてやり取り。そんなこんなで一日が過ぎていきました。

そういえば僕が小さい頃は一緒にお祭りに行ったことなんてなかったんじゃないかなぁなんて思っていると夜親父がポツリと「今日はありがとうな」と一言。ホント嬉しかったんでしょうね。「お前等にしてあげられんかったから孫にその分お返しせな」なんて言っていました。そんな親父の嬉しそうな顔を見ているとなんだかこっちまで嬉しくなってきました。

相も変わらず親父と息子は今日も買い物に出掛けて行ってました。もう日課です。仲良く手を繋ぎ出掛けていく親父と息子の後姿を見送るのが僕の最近の日課です。ここ数年大病を患ったりで大変でしたが息子の存在が親父の中でどんどん大きくなってきているのでしょうね。どうか長生きしてください。今まで仕事一筋だった分息子が生まれてからの親父は今まで見た事もないような笑顔を見せてくれてホント楽しそうなんですよ。それを見つつ僕も負けずに頑張らなければと改めて思う今日この頃です。