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日本一決定・・・
先ほど今年の日本シリーズ第5戦が終わり今年は中日ドラゴンズが昨年のリベンジを果たし見事53年振りの日本一に輝きました。今年は第1戦がエース同士の投げあいの末日本ハムが勝利、しかしその後中日が連勝し日本一に王手をかけて今日見事3連勝を果たしたのです。戦前の予想では両チーム共に投手力と守備力のチームと言う事で緊迫したゲーム展開が予想されていました。が、2,3戦目と以外にも(?)中日の一方的な試合展開。そんな中今日はほんと息を飲む凄い投手戦となりました。

後がない日本ハムの先発は第1戦で日本シリーズ記録の13奪三振で勝利を修めたダルビッシュ。いまや星野JAPANにも選ばれている日本を代表するエースです。一方中日の先発はせ・リーグ9月の月間MVP山井。今シーズンは途中から戦列に復帰してきた選手です。今年のシリーズはいずれも初回に得点が入り、先制したチームがそのまま勝っています。今日も初回が注目されていましたが第5戦は両チームとも無得点の試合でした。そこから投手戦が始まったのです。

2回裏、中日がウッズ・中村ノリの連打でチャンスを作り若い7番平田のライト犠牲フライで1点先制。しかしその後はダルビッシュも気迫溢れる意地の投球。第1戦の登板後日本シリーズタイ記録という話を聞いて「じゃあ次は新記録を」なんて言っていましたが、その言葉通りこの日も三振ラッシュ。7回を終わった時点で11個の三振を奪っていました。8回からは武田久に代わったので新記録はなりませんでしたがしかしさすがに日本球界最高峰のピッチャー。凄いピッチングでした。

それにもまして凄かったのが中日先発の山井。なんと8回終了時点まで日本ハムをパーフェクトに抑えたのです。過去の歴史を振り返っても日本シリーズでのパーフェクト試合は勿論ノーヒットノーラン試合も皆無。球場中がどよめく凄い展開でした。9回最後のマウンド。誰もがパーフェクト達成を期待し球場中に山井コールが鳴り響く中落合監督は絶対的守護神岩瀬をマウンドに送りました。ビックリしましたが日本一を決めるマウンドには長年鉄腕としてチームを支えてきた岩瀬を送りたかったんでしょうね。色んな意味でプレッシャーのかかるマウンド。そんな重圧の中見事3者凡退で打ち取り中日の日本一が決定しました。

シリーズのMVPは中村紀洋。僕と同じ昭和48年生まれです。昨年オフ、諸事情により所属チームがなくなり一人で練習する姿を連日テレビで見ました。野球留年も覚悟した春季キャンプ直前、育成選手として中日に入団が決まりました。元々近鉄で4番も張り、球界最高年棒まで貰っていた選手。メジャーにも挑戦しました。そんな選手が背番号もない育成選手としてようやく球団が決まり野球の出来る喜びをかみ締めながら練習する姿に同い年の人間として本当に応援する気持ちで一杯でした。

開幕直前無事選手登録。一年間丸坊主で頑張り予想以上の成績も収めました。そんな中村紀洋のヒーローインタビューは、まずは球団が決まる前一緒に練習に付き合ってくれた方々やお世話になった方々、チーム、チームメイト、ファンに対するお礼の言葉からでした。号泣しながらMVPを受賞した喜びよりも本当に苦しい時に自分を支えてくれた、お世話になった方々への感謝の気持ちを一生懸命伝えていました。野球に対する情熱がヒシヒシと伝わってくるものでした。テレビを見ながら僕も涙がこぼれてきました。

本当に感動的な試合でした。これで野球小僧としての一年は終わりました。また来年も野球を楽しめる一年にしたいものです♪

| tubakiro | 21:11 | comments (x) | trackback (x) | 若(?)の気まぐれ日記 |