元湯 椿楼

怒涛の年末年始も終わりを告げすっかり平常営業しております。今日からお仕事！って方も多かったのではないでしょうか？例年の事ながら今年の年末年始も沢山のお客様にお越し頂きました。本当にどうもありがとうございました。この場を借りまして御礼申し上げますm(__)m

裏事情ですが、今年の年末年始はホント色んな事が起こってしまいました。ボイラーの停止に救急車でのお客様搬送、エレベーターの異常にエアコンの故障・・・。これでもかっ！って位のトラブル続きで例年以上に疲れた新年となりました(^^;

ボイラーに関しては予備のボイラーで補助しながら急遽ボイラー屋さんに駆けつけてもらい応急手当、救急車で搬送されたお客様は持病の胆石という事で大事には至らず2時間ほどで帰館なさいました。エレベーターの方も緊急連絡で駆けつけてもらい不幸中の幸いか利用の少ない時間だった事もあり夜中過ぎには無事正常運転に戻りました。エアコンの方は・・・これからじっくり検討します。

とにもかくにも本当に沢山の方々にフォローして頂きました。ボイラー屋さん、消防署の方々、久しぶりの家族団欒で電話の向こうでお子さんが泣いているにも駆けつけてくれたエレベーター屋さん、それに電気屋さん。年末年始のホントはのんびりしたい時にも関わらず駆けつけて下さり本当にどうも有難う御座いました。この様に沢山の方々に支えられながら今日も営業致しております。勿論家族・社員スタッフ、それ以外にも沢山の方々それに何より当館にお越し頂く全てのお客様に感謝感謝の日々です。

毎日違った出会いや刺激を受けられる。これもこの商売の一つの醍醐味なのでしょうね。まだまだ勉強されられる事ばかりですが頑張ってより快適にお過ごしいただけるよう頑張りますのでこれからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

そんな中お昼突然非常ベルが鳴り響きました。とどめの大事件！？と思いながら現場に駆けつけると雨漏れによるものでした。ホッとしたと同時に更なる疲れが・・・。その後新年のあいさつ回りなどで久しぶりに外出した一日でした。

宝塚のホテル若水のK社長から年賀状と共に素敵な贈り物を頂きました。



古本屋で昔の当館の絵葉書を見つけたので一緒に贈りますとの事です。親父やお袋、おばあちゃん達にも「ほら。記憶ある？」なんて見せました。因みに僕は全く知らない頃の写真です。絵葉書には近くの市江燈台と当時の客室からの風景が写されていました。部屋の記憶は全くありませんが眼前に広がる太平洋の光景は今も変わっておりません。

数年前にも一度とある業者さんから突然昔当館が販売していた絵葉書セットが送られて来て「買いませんか？」と聞かれた事がありました。今は椿の絵葉書セットとして庭園で咲く椿の花の写真を販売していますが昔から結構この手のものは販売されていたんですね。

今回はホント懐かしい大変貴重なものを頂戴しました。K社長どうもありがとうございましたm(__)m　今年も一年宜しくお願い致します。

今年は年末から日本全国大荒れのお天気。昨日は当地でも普段でも滅多にお目にかかれない雪が一瞬ですが舞っていました。初雪ですね。このブログでも今まで何度か触れてきましたがここら辺は「雨が少なく風が強い」土地柄。昨日一昨日ご宿泊頂いたお客様は皆一様に余りの強風にビックリしていました。ホント冬の強風には例年頭を悩まされます(^^;

そんな大荒れのお天気も今朝からようやく少し落ち着きを取り戻してきたでしょうか。大分風が収まってきたのでこれで今日は安心して眠れそうです。風自体はもう慣れているので全然気にならないのですがお客様の事を思うとホント気が気じゃないもので・・・。

そんな中今日は綺麗な夕日も見る事が出来ました。


そういえば去年はブログを始めて初めての新年という事で是非初夕日をこのブログでも紹介しよう！と毎日夕方になると海を眺めていましたが去年も天候が不安定で中々綺麗な夕日を拝む事が出来なかった事を思い出しました。去年は一体いつ頃だったんだろう？？？そう思い過去のブログを振り返り調べてみました。すると・・・・・。

去年の初夕日は1月9日、戎さんの日でした。そういえばおばあちゃんや息子に嫁を引き連れて戎さんに行き、気が付くと綺麗な夕日が見れそうで、けどカメラを持ち合わせていなくて急いで親父に電話して代わりに撮影をお願いしたなぁと一年前の事を懐かしく思い出しちゃいました。普通だったらそこまで覚えていないでしょうがブログを振り返る事で鮮明に記憶が蘇ってくる。まさにこれはブログ効果ですね。思いもよらないところで役に立つものです。それで昔から「日記」と言うものが存在して宿題なんかにしてでも身につけさせようとしていたのかなぁと思わず納得してしまいました。今更ながらですが(^^;

という訳で今年は去年より1週間も早い初夕日となりました。目出度い（？）一年になりそうな吉報であると勝手に良い方向に解釈しています(^^)v

新年明けましておめでとうございます。本年も元湯椿楼をどうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m

さていよいよ新しい一年が始まりました。例年の事ながらこの元旦と言う日はなんとも清々しい且つ身の引き締まる特別な一日です。今年もしっかり頑張って生きていきます！まだまだ若輩者ではありますがかわらぬご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

館内もこの時期は特別衣替え期間。昔ほど派手にはしなくなってきましたがそれでもいつもとは違う雰囲気です。フロント玄関にある椿の古木の前も鏡餅と干支（今年は子）の有田焼の陶器の飾りなどをお供に悠然と構えて皆様をお出迎えしています。


更にこの時期限定の歓迎看板。この時期にしかお目見えしませんがこれは約20年前親父の従兄弟でもある水本愛道先生に書いていただいたものです。

こちらの看板も愛道先生作です。今はもう現役は引退されていますが当時は日本でも○本の指に入るとまで言われていた先生です。当館にとって本当にありがたい家宝並な貴重な作品です。私は書道の事は正直さほど詳しくありませんが、書道を習っていた嫁が始めて当館に来た時真っ先にこの看板の下で釘付けになっていた事を思い出します。知っている人に取っては更に凄く（？）見えるらしいですよ。


因みにこの生け花（？）は親父作です。松竹梅をあしらった元料理人独特の味わい深い作品です。全て当館の庭園から採って来るのですが年によっては竹が天井に付くくらいの作品になる事もあるんですよ。そういう意味では今年は極控えめですがそれでもかなりの存在感を示してくれています。


こんな感じで椿楼の新たな一年も始まっています。今年もたくさんのお客様にお越し頂きご満足いただける旅館になりたいと思い頑張ります。