元湯椿楼::白鷺伝説と湯治・・・

【白鷺伝説】
その昔一羽の白鷺が足を傷付け、毎日大空を舞いながら村の一点に降り飛び去った。飛び上がった椿谷の一隅にほのかな湯煙をたてて湯が湧き出ていた。白鷺はやがて足の傷も回復したのか、姿を見せなくなった。この噂が時の普門寺の住職・湛海和尚の耳に入り「鷺の湯」と名付けて湯舟を作ったのが椿温泉の起源と言う。

白鷺によって発見された温泉場は全国に八ヵ所有り、その一つが椿温泉である。起源とも言うべき湯壷を明治から引継ぎ、椿温泉の発祥と発展を担い、宿一筋に力を注ぎ、ゆったりくつろいでいただけるお宿が出来上がりました。
椿地区の皆様方により椿公園には椿大師様と共に、初代・二代目の銅像が祭られて居ります。

椿温泉は元々湯治療養の温泉地でした。昔は○週間や○ヶ月など長期に渡る宿泊が主流だったようです。時には病後の療養、時には農繁期後の静養・・・。それこそお布団から始まりお米や食材なんかを大量に持参して訪れてきてくれていたようです。

時は流れ現在では一泊二食付のいわゆる旅館スタイルが主流となっておりますが、今も2泊や3泊、時には1週間泊等長期滞在なさるお客様も少なくありません。当館でもそんなニーズにお答えすべく、少しでも安く御利用いただけるように「21世紀型湯治療養プラン」と称した素泊り基本タイプの長期療養プランをご用意しております。

昨日からお越しのF様も2年ほど前に一度このプランで御利用頂き、昨日から再びお越し頂いております。現在月に数組ほどのご利用状況ですが、昔と違いお一人様でも他のお客様と相部屋になったりすることも無いので安心して御利用頂いております。お一人様でも御利用頂けるのも人気の秘密なんでしょうね！？本当にゆっくりして頂くために慌しい休前日は避けて日曜から金曜までの平日限定の企画ですが是非一度ゆっくりしに来てみてください♪