元湯 椿楼

地球温暖化。ここ数年良く耳にする言葉です。確かに深刻且つ重大な問題ですよね。言葉で聞くとなんだか難しい問題のようにも思えますが、身の回りを見渡すと身近にふと感じられる問題でもあるように思います。

当館真下には小さな湾がございます。


小さい頃は僕も良くこの湾で海水浴を楽しんだりしたものです（勿論今もまだ泳げますよ）。穏やかな天気の日は海底が透けて見えるほど綺麗な海なんですよ。一期一会。毎日違った表情を見せてくれるので毎日見ててもホント飽きないものです。

ただこの海が台風の時に見せてくれる表情。これが近年変わってきたように思います。勿論台風が近づくと次第に海も荒れてくる訳なんですが、近年水位が上昇しているのか台風が来る度湾が波で埋まって陸地がなくなり時には防波堤を飛び越えて襲ってくるようになってきているのです。こんな事からも地球温暖化の影響を感じられるのです。

先日ニュースでも「季節はずれの桜が開花」なんて報道されていました。振り返ると近年良く耳にする言葉ですよね。これって嬉しい話題でしょうか？それとも悲しい話題でしょうか？庭の椿の花なんかもそうですが植物は気候等に素直に反応して開花します。庭の椿も毎年開花時期がコロコロ変わってきている気がします。これもきっと地球温暖化の影響なのでしょうね！？だから僕はこんな「季節はずれ」な話題はあまり喜ばしくない話題のように感じています。

今朝おばあちゃんが季節はずれの紫陽花を花瓶に生けていました。


「珍しいでしょ」なんて言いながら。ホント身近な所でも確実に温暖化を体験するようになって来ました。車を運転中エアコンをつけなかったり不要の時はエンジンを止めたり・・・小さな事ですが最近身近に出来る事から対処するように心がけています。