2006-01-07 Sat
今日は大変珍しい現象が起きました。朝から海からの強風、空は曇りがち、とてもとても寒い日でした。
この冬は全国的にとても寒く、都市部ではすでに雪が積もったなんてニュースでは報じていましたが、この南紀白浜では、まとまった雪が降る事も無く、ましてや積もるほどの雪をこの冬まだ経験していません。
しかし今日夕方4時過ぎに、一瞬ですが、すごい勢いで雪が降ったんです。
でも『通り雨』ならぬ『通り雪』だったようで、すぐ止んでしまったらしく、積もるほどでは無かったのですが、外気は十分冷えたようで、一段と寒くなりました。
で、この写真。
海から湯気がたっているんです。
もうもうと上がる湯気が風に流されて、さすが温泉地、まるで大きな湯舟を見ているようでした。
で、ちょうど夕陽の時間と見事に重なり、
素晴らしい幻想的な写真を撮ることができました。
ちょうど今時期の夕陽は、当館から見て、うまい具合に水平線に消える位置に沈むんですが、雲がかかってその姿を最後まで確認することができませんでした。
残念
で、早速インターネットで調べてみました。
海から湯気が出るこの現象は、『気嵐(けあらし)』といい、冬に起こる現象で、温かい海水と冷たい空気との温度差が原因で、発生した水蒸気が冷やされ霧になる現象だそうです。白浜でもよく朝方に河口などでよく見かけられるとの事ですが、夕方に発生するのはとても珍しいんです。
ちなみに夏にも似た現象が起こることがあるそうです。こちらは冬の霧『気嵐』とは逆で、温かい空気と冷たい海水との温度差が原因で発生するため、区別して、夏の霧『海霧(かいむ)』というそうです。
うーん、勉強になりました。
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