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何年経っても、あたらし屋
こんにちは!!今日は若旦那です。

 ブログを書こうとパソコンの前に座ったのですが、
何を書いていいのかすごく悩みますね。

今日は「あたらし屋」って何故「あたらし屋」という屋号なのか
書きたいと思います。

あたらし屋の創業年代は明確ではありませんが、2代目利光新太郎という方の
「新」をとって「新屋(あたらしや)」という宿名にしたと聞いております。

今でも加太では昔の家主の名前でよく呼びます。
他には「平左衛門(へいざえもん)」「助一(すけいち)」
「井田半(いだはん)」等があります。
 それで利光新太郎さんがしている宿と
いうことで「新屋」と加太の人が呼んだことがはじまりだそうです。

それから何年か過ぎ、私の祖父が「あたらし屋」と読む人や「しん屋」と読む人が
いたため、誰でもわかるようにひらがなで「あたらし屋」と屋号を変えたそうです。

第二次大戦中は友ヶ島が海軍基地であったため、あたらし屋は
友ヶ島基地との連絡所でよく海軍の人達が出入りをしていたそうです。

 何年か前に当時友ヶ島基地で働いていた人の講演を聞く機会がありました。
講演が終わり、その方とお話をしたとき「ワシらはほんまにあたらし屋に世話になったんや~、娘さん(祖母)は
元気にしてるか?」と聞かれたとき、なぜか感動したのを今でも忘れません。

「何年経っても、あたらし屋」 いつまででも愛される宿を目指し、私は屋号を絶対かえたりしません。


| あたらし屋 | 23:44 | comments (5259) | trackback (2166) | 若の彩日記 |